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 翌日になってセフレを作っている同僚に、今回起こった出来事を話してみたのです。
さすがにこの世界には精通しているようで、何やらよくわかっているような顔つきをしていました。
「その話は仕事が終わってからゆっくりしようぜ」
そう言われて仕事帰りに飲みの約束が決まっていきました。
どう考えても掲示板で知り合った相手に6万円しか払ったのは、おかしな話です。
全く納得できなくてモヤモヤした気分だけが継続してしまっていたのでした。
割り切り掲示板を使うことによって、無料でセックスを楽しむことができると信じ込んでいたために、本当にとんでもない出費をしてしまったって感じです。
同僚はなにか知っているようですから、仕事が終わるまでずっと我慢していました。
仕事帰りにいつもの居酒屋の暖簾をくぐって、烏龍ハイで乾杯をしていきました。
「これってどういうことなわけ?6万円も本当に必要なのか?」
率直な気持ちを彼に伝えてみました。
彼は酒を口に含みながら、首を左右に振っていました。
「あのさ、割り切りの意味って分かってないだろう」
「セックスをする関係を指しているんじゃないのか?」
「これだから素人は困るんだよなぁ(笑)」
「それじゃどんな意味なんだ?」

「そういうことを知らないから失敗してしまうんだよ」
彼はニヤニヤしながらそう言ってきたのです。
実際にこの手の世界の話は全く理解をしていない状態なのは間違いがありません。
だけど、その場限りの関係というのは、掲示板のようなものを使って探すのは間違いがないと思っていました。
「割り切りと言うのは、要するに援助交際を指して言う言葉だよ。
タダマンという意味じゃないんだよね。
新宿のレンタルルームなんかで関係を持つような女だから、それは素人じゃないに決まってる。
完全にヤクザのボッタクリ家業だね」
援助交際を指して言う言葉だったなんて全く知りませんでした。
てっきり無料で肉体関係だけを楽しむ、そんな言葉だと思い込んでいたのです。